生まれたときから、みんな個性を持っている。
いつからか、それが評価や差になった。

違いをわかち合うのはどうだろう?
補う、組み合わせる中で生まれるものが
社会を豊かに変えていく。

近い存在、遠い存在、好き、好かない・・・
そもそもある自然な感覚。

セクシュアリティにもやもやがある人も、そうでない人にも生まれる、多様な気持ち。

どんな感受性にも橋をかけて行き来する。
そんな役立ちができたら。
それぞれの生き方を包みこめるような環境や居心地のいい場所を増やしたい。

“こんな感覚、どうすればいいんだろう?”
“こんな気持はみんなと違うのかな?”

整理できない思いや迷路みたいな毎日は、きっと誰にでもある。

大人へのステップを上がるとき
好きな人ができたとき
仕事を考えるとき
まもりたい人が現れたとき
ゆだねたい人が現れたとき
家族になりたいと思ったとき
どんな風に人生を重ねたいか考えたとき・・・

ライフイベントだけではなく、生きている毎日は気がかりなことがたくさん。
そんな中でLGBTER(エルジービーター)は、多様な生き方をひとつの「先輩情報」として発信したいと考えました。
それは、世界の偉人伝よりももっと身近な、その人にしかない本当の物語。

共感や違和感、励みや落胆、安心や驚き・・・ 
自由な感想をもって、どうぞいろいろな物語に触れて下さい。

そして

LGBTER(エルジービーター)は、ひとつの言葉。
言葉やカテゴリーはとても便利だけれど、
それは中身までを示していません。

人生は、色どりに満ちています。
なによりも、誰もがそれぞれに規格外。
みんな異なります。

「好き」をコントロールすることもなく、
「自分」をあきらめることもなく、

今日も明日も「わたし」を生きられるように。
それが少しでも明るい道になるように。

何ができるのかを、ずっと考えて進みます。