わたしは最近、人生をともに歩むパートナーがほしいと思うようになりました。その流れで、これまで敬遠してきた街コンに参加しました。行く前は、恋愛恋愛しているんだろうと、不安に感じていたんですが、想像していたほどでもなかったんです。今回は、街コンへ参加を通して感じたことを整理してみたいと思います。
街コンはもっと恋愛の話をすると思っていたクワロマンティックのわたし
クワロマンティックのわたしが街コンに対して持っていたイメージ
まず、街コンというものに対して、わたしが持っていたイメージを共有します。
街コンは、最初からお互いを恋愛対象として見ることが前提にある場です。
だから、最初からすでに恋愛を意識した会話が中心になるんじゃないか、と気になることがいろいろありました。
これまで恋愛経験がなく、好きの感覚も世間と違うクワロマンティックのわたしは、どんなふうに会話をすればいいのだろう。
会話が成り立つだろうか。
変な感じにならなければいいな。
などという不安を持っていたんです。
どれも、クワロマンティックであることとは関係がないかもしれないけれど、正直めちゃくちゃ構えてしまっていました。
そんな気持ちのなかで、いざ行ってみました!
楽しくおしゃべりしていたら終わっていた
会場に着いたら、プロフィールカードに必要事項を記入します。
名前や年齢、職業、趣味、休日の過ごし方、好きなタイプなど、まあ予想通りかなという質問から、フェチや彼氏・彼女と行きたい場所など、クワロマンティックのわたしが考えたことがない恋愛的な項目も並んでいて「うーん、困ったなあ」という感想を抱きました。
緊張感のあるなかでなんとか書き終えて、1対1でしゃべる時間に入ります。
そして、いざしゃべり始めると、それまでの不安感はすぐに消えていきました。
恋愛の話題はほとんど出ずに、仕事や趣味、行ってみたい場所など、普通に楽しい会話が続きました。会話を重ねるなかで感じたのは、初対面の人と普通に会話している感覚だ〜と思って、自然な空気感で、全然違和感がなかったのです。
そうして楽しい会話をしているうちに、気づいたら時間が来ていました。最後に連絡先を交換し、クワロマンティックのわたしにとって初めての街コン経験が終了しました。
2回目で見えてきた特別感のなさ
2回目の街コンに行く前は、1回目とはかなり感覚が違いました。
2回目はほぼ飲み会だった

1回目は「どんな空気なんだろう」「ちゃんと話せるだろうか」と身構えていた部分もありましたが、すでに一度経験していたこともあって、恐怖感や不安はほとんどない状態で参加できました。
前回とは主催している会社が違っていたため、システムにも違いがありました。1回目のような細かいプロフィールカードはなく、書く内容もニックネーム、趣味、職業とかなりシンプル。さらに、1対1で話す形式でもありませんでした。
そこで思ったのは「あれ、これほぼ飲み会じゃない?」ということ。
形式としては街コンですが、実際の空気感はかなり自然で、みんなでごはんを食べながらお酒を飲んで話すという状況だったんです。特に今回は、参加者のみなさんがわたしより年齢が上の人たちばかりで、会話が整っていて・・・・・・。
ただ、整いすぎていてありきたりな感じもしました。なので「恋愛のことを考えて話さなきゃ」というプレッシャーもほとんどありませんでした。
今回は特に、街コンという言葉から想像していた特別な空間ではなく、思っていた以上に普通のコミュニケーションの場だったんです。
「人のこだわり」を知る自然な場
2回目の街コンでは、そこそこ話が盛り上がり、そのまま2次会にも行きました。
仕事に対する考え方、趣味、好きな食べ物や嫌いな食べ物、普段どんな生活をしているか。さらに、今の世の中についてとか、これからの社会についてとか、真面目な話をする時間もありました。
美味しいごはんを食べながら、お酒を片手に、その場その場で思いついたことを自然に話している。そんな空気感で見え隠れする、それぞれのこだわりや人となりを楽しむ。そんな感じだったかもしれません。
人と人が出会って、少しずつ関係をつくっていくような感覚とでも言いましょうか。だからこそ「街コン」という言葉に対して持っていた特別感が、完全に薄れました。
人と人との恋愛って、自然な交流の延長線にあるもの。意外とこんなものなのかもしれないって。
クワロマンティックのわたしでも街コンは楽しめる
わたしが行った街コンは、恋人を探す目的の場でありながら、実際にはそこまでアピール感があるわけでもない。参加してみて強く感じたのは、単純に「知らない人と出会って話す」ということ自体のおもしろさです。
ゆるく、おもしろく、人が出会う場だった

普段の生活では出会わない価値観の人と、いきなり会話をするという体験です。
いろいろな人との出会いを通じて、自分が何をしたいのか探していた休学時代のわたしと重なり、懐かしさすら感じていました。
恋人を探す場として設計されている一方で、それ以外の価値も同時に存在しているように感じました。初めて出会った人と話して新しい世界に触れること、短い時間で共感が広がっていく感覚。
このゆるさが非常に楽しかったです。
クワロマンティックのわたしの世界と街コンの世界の間に壁なんかなかった
クワロマンティックは、他者に抱く好意的な感情が、恋愛感情か否かを区別できない。もしくは恋愛感情と友情を区別したくない恋愛的指向。
だからこれまで、自分は街コンとは縁がないと思っていたけれど、2回の参加を通して感じたのは、街コンは「恋愛のための特別な場」というよりも「恋愛も含んだ人と人の出会いの場」だということでした。
これは、大きな衝撃というよりも「な〜んだ、こういう場なのね」という静かな気づきです。もちろん恋愛につながる前提ではありますが、それだけに収束するわけではなく、むしろ「まずは人として話す」という雰囲気がしっくりきました。
大人たちが新しい人と出会って話す、という場。その空気感に対して、わたし自身も嫌悪感を抱くことがなく、思っていたよりも自分の世界とも近く、人と人とが出会うという、ただそこに価値があるという感じが、わたしとしては心地がよいものでした。
こういう場なら、これからも街コンに参加してみてもいいな〜。
今のわたしにはそんな考えがあります。


